BATジャパン - 地域社会への貢献

地域社会への貢献

人権や葉たばこ農家に配慮した持続可能で責任ある調達、地域貢献活動などを通じて、ポジティブな社会インパクトを形成していきます。


BATはグローバル企業として、サプライチェーンに関わる方々にポジティブな社会的インパクトをもたらしたいと考えています。葉たばこ農家の生活向上や人権への配慮、各マーケットにおける地域貢献活動などを通じて、すべてのステークホルダーのために「A Better Tomorrow™(より良い明日)」を築いていきます。

目次

  •  人権保護
  •  葉たばこ農家の生活向上
  •  BATジャパンにおける地域貢献活動の取り組み

人権保護

人権保護

私たちの事業とサプライチェーンは、農業、電子産業(エレクトロニクス)、製造業など、人権に大きな配慮が必要ないくつかの産業を対象としています。国連の「 世界人権宣言  」で述べられているように、そして、A Better Tomorrow™(より良い明日)を実現するため、私たちは、従業員、共に働く生産農家や取引先の人々、そして私たちが事業を行っている地域社会の基本的人権の尊重に長年尽力しています。

BATのアプローチは、国連の「 ビジネスと人権に関する指導原則  」(UNGPs)に沿っており、 強固な人権方針の策定、 人権デュー・デリジェンス(※)の実施、是正メカニズムの構築に重点を置いています。世界中のすべての事業に対して人権に関するリスク評価を毎年行っており、リスクが高いと判断されたグループ会社は、 取締役会の監査委員会が監査する詳細な人権調査を実施しています。

基本的な枠組みとしては、守るべき高い基準を定めた 業務遂行規準(Standards of Business Conduct) を設定しています。 本規準には職場と人権に関する方針も含まれており、これは国連の 「ビジネスと人権に関する指導原則」(UNGPs)や、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則および権利に関する宣言」に沿ったものです。本規準を補完する サプライヤー行動規範(Supplier Code of Conduct) では、人権に関する基準も含む、BATグループのすべてのサプライヤーに求められる最低限の基準を定めています。

サプライチェーンのデュー・デリジェンス手続きにも人権に関する基準を組み込んでいます。デジタルを活用して契約農家を監査し、 特定の国で人権への影響評価を実施しています。長期的かつ協力的なアプローチでリスクの軽減と根本的な原因への対処に取り組んでいます。これには、「 たばこ栽培における児童労働の撤廃(ECLT)財団  」や「 奴隷解放同盟(Slave-Free Alliance)  」 への参加も含まれます。これらを通じて、当社の事業における児童労働や強制労働などの人権リスク根絶に向けて全力で取り組んでいます。

2020年12月の人権デーには、たばこ会社として初めて「 人権報告書  」(英語)を発行しました。この報告書では、グローバルなビジネスとサプライチェーン全体で人権を保護するための私たちのコミットメントとアクションが紹介されています。

※人権デュー・デリジェンスとは:人権への影響を特定し、予防し、軽減し、そしてどのように対処するかについて説明するために、人権への悪影響の評価、調査結果への対処、対応の追跡調査、対処方法に関する情報発信を実施するという一連の流れ。

葉たばこ農家の生活向上

葉たばこ農家の生活向上

農村部の貧困は、児童労働や強制労働、安全や環境基準の不備といった問題の主要な根本原因であると認識されています。農家の生活を向上させることは、このような問題に取り組み、BATのサプライチェーンを強化することにつながります。私たちは、たばこのサプライチェーンに関わるすべての農家が豊かな生活を送れるよう、努力を続けています。

BATの葉たばこ農学グローバルセンターは革新的な農業技術とテクノロジーを開発しており、当社の専門現場技術者の改良普及サービスを通じて契約農家へ展開されています。これには、より高い収穫量と品質を提供する革新的な技術やハイブリッドたばこ品種が含まれ、生産農家の収益向上に貢献しています。

私たちは契約農家を支援し、彼らの生活と食糧の安全を向上させる手助けをしています。また、 より広範なコミュニティ・プログラムを通じて、 生産農村部の長期的なレジリエンス(適応力・回復力)の構築を支援しています。

BATジャパンにおける地域貢献活動の取り組み

BATジャパンにおいても、地域社会の一員として、地域社会の持続的発展のため、様々な地域貢献活動に取り組んでいます。

IPPUKUプログラム

近年、デジタルやテクノロジーの進化により世の中が急速に変化したことで、様々な社会課題や不安が生じています。BATジャパンも地域社会の一員として、喫煙を楽しむ方だけでなく、そうでない非喫煙者の方も「一服=ちょっと一息つく時間」を楽しめるよう支援したい。そんな想いから2022年に新たに立ち上げた社会貢献プロジェクトが「IPPUKUプログラム」です。対話を通じて不安を抱える方々の課題と真摯に向き合い、すべての方々が「一服」を楽しめる地域社会の実現に向けて貢献していきます。

日本語教材翻訳

多国籍、多文化、そして多言語な背景を持つBATジャパンの社員の知見を活かし、日本語教育に取り組む方々向けに教材の英訳を実施しました。

図書寄贈

2022年、4月23日の世界図書デー・、および4月22日のアースデイ(地球の日)に合わせ、紙資源の再利用および外国にルーツを持つ方々への学びの機会提供を行うため、60冊以上の図書を寄贈しました。

難民との交流

2022年、6月20日「世界難民の日」に合わせ、鎌倉にある日本最大規模の難民支援団体を訪問し、施設清掃や難民の方々との交流会を実施しました。

森林保全活動「BATジャパンの森」

CSI_Kyoto
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社員から寄せられた「目に見える形の社会貢献活動を!」という声を、「BATジャパンの森」の設立と、京都モデルフォレストが推進する森林保全活動を支援することで実現しました。京都府長岡京市長法寺奥山に0.5ヘクタールの「BATジャパンの森」は、社員が下草刈などを行い、自社の森を育てています。この活動は、BATジャパンの地球温暖化防止策への取り組みを、京都議定書が発行された土地で第一歩を踏み出すものでもあります。2015年1月16日には京都モデルフォレスト協会より表彰されました。

マッチング寄附制度

社会貢献を目的とした活動に社員個人が寄附を行った際、同組織に対して、社員と同額の寄附を会社からも拠出する支援制度です。1人につき一年に一度、最高10万円までを支援しています。

社員によるボランティア活動

社員のボランティア活動を支援するために、活動にかかる費用を会社が負担しています。全国各地で活動する社員のボランティア・チームは災害支援活動や清掃活動等を行っています。